1-4. 美しく咲く花の子、咲ちゃんの話。 4
そういえば、咲ちゃんはウーロン茶を飲んでいたんだった。。。
咲ちゃんには、ひとまわり歳上の私より、
もうひとまわり近く歳上の彼氏がいた。
計算的には咲ちゃんが20歳の時、40近く。
つい最近、付き合った事を聞いたばっかりだった。
咲ちゃんの彼の事をすこし書いておこう。
あんなクズ、書くほどの価値もないのだけれど。
咲ちゃんの人生を書くにあたっては、やはり文字を連ねる必要がある。
咲ちゃんの彼は、のちに咲ちゃんの夫になるのだけれど、
40を過ぎてもまだ、一度も結婚した事がなく、
付き合った女性が本当に今までいるのか疑ってしまうほど、
「彼女いない歴」というものが果てし無く続いている人だった。
私が何故それを知っているのかというと、私と咲ちゃんが出会ったバーにも
仕事終わりに来るお客だったし、知り合いをつたって聞いても、
合コンで誰かに気に入られるような話は聞く事がない人だったから。
彼女がいない男性を否定しているのではない。
自分に合わない人と無理に恋愛をするよりも、
この人だと思う誰かに出会うまで、独りでいることは、
時間を有意義に使っていると思う。
しかし、咲ちゃんはその男と付き合うことになる。
多分つづく。修正しないとな。